キャリア理論

Bandura 自己効力感 Self efficacy

自己効力感とは


「自分にはできる思えること」「自分のことを信じられること」

今、あなたが前進するための

「精神的な力を与えてくれる信念」といっていいと思います。

社会学習論「刷り込み」とは?

人が行動を起こすとき、
その行動の効力(「自己の効力」)を予期する。

そして、その結果まで「予期」する。

その予期は、人の姿をみて自分に置き換えたり。
過去の経験をもとに、予期してみたり。

人が就職活動がうまくいっているのをみて
自分もうまくいくだろうと思うとか。

Bandraによると
自己効力感は育ってきた外部環境に大きく影響を受ける

例えば、あなたが新入社員として入社した時に、
女性の管理職が活き活きと活躍していれば、
その姿を見て、無意識的に(意識的に)
その姿が(動物的に)刷り込まれるわけです。

経験的学習、観察的学習。

子どもは親を見て育つ。
そして、そういうもんです。

モデリングするんです。

意識でも、無意識でも。

だから成功している人を見ると
また、その人と自分は同じ立場、
心理的に近いと感じられること、

「競争心ではなく、ああなりたい的な感覚」

モデリングができると感じられると
自分も成功できると思える、
自分にはできると思える

そうすると、自己効力感が高くなり
なんでもできるようになるんですね。

社会的学習理論を読むと、特に教育の重要性を感じるし
組織における女性活躍に重要性を感じる。
だからこそ、クオーター制の導入も必要。
その人の能力云々ではなく、未来の女子たちが、
ひとりでも将来幸せな人を作るために必要なこと。

Self-Efficacy is a person’s particular set of beliefs that determine how well one can execute a plan of action in prospective situations (Bandura, 1977).

強く、しなやかな自己効力感を育てる

前提や条件を客観的に知り、それらに対して乗り越える努力をする。

1.人間を含む、動物は、

生存を脅かす「危険を察知する」ため「ネガティブ思考」にできている

2.周囲をみてモデリングする。人間を含む、動物は周りをみて育つ。

女性は自己肯定感・自己効力感が低くなりがちなのは、

それまでの環境に大きく由来しているため。

3.人生は1回。それは誰かの人生でもなく、自分の人生。

人間は一方で承認・自己実現欲求をもつ(マズローの欲求5段階説)

これらを前提として考えると

起こったことを自分というフィルターを通じて

どのように考えるか?どう受け止めるかを

コントロール(Self-manage)することが大切。

自分のこころの状態を知ることが大切。

いま、ネガティブにしかとらえられていないのかどうなのか?